【銘柄診断】ヤーマンは6連騰、半値戻し達成で1部上場来高値奪回に向け割安修正期待

2013年3月4日 11:00

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  ヤーマン <6630> は、12円高の1309円まで上げて6連騰している。昨年3月につけた東証1部指定替え後高値1480円から同安値1040円まで調整、この調整幅の半値戻し水準までリバウンドしたが、好材料続出から割安修正、高値更新から東証2部時代の2011年12月高値1499円へのキャッチアップが期待できそうだ。

  好材料の第1は、今年2月18日に発表した香港での認知度向上のための取り組みである。同社は、アジア市場をターゲットに本格的に海外市場に進出するために、香港の大手総合商社シャブセン社と代理店契約を締結、この締結から半年を経過した今年2月から同社広告をペイントしたラッピングバスの運行を香港市街で開始したほか、地下鉄構内の壁面にも広告を表示、旧正月中にはテレビのスポット広告も放送した。

  第2は、国内での新製品発売で、今年3月下旬から化粧品「オンリーミネラル」シリーズで、11種類のメネラル成分とヒアルロン酸の保湿成分を配合した乳液状日焼け止め「アクアリフトUVミネラルサンプロテクト」を発売、日差しの強くなるシーズン到来で大型製品期待を高めている。

  株価的な好材料は、同社と同様に理美容機器をネット販売するビューティガレージ<3180>(東1)が、今年2月14日に新規株式公開され、公開価格に対して81%高で初値をつけ、2.2倍の上場来高値まで買い進まれるなど高人気化しており、同社のPER6倍台の割安修正放置が一段と歴然となったことだ。

  株価は、東証1部指定替え人気の一巡に今3月期第2四半期業績の下方修正などが響いて同安値まで調整したが、3月通期業績は期初予想に変更はなく純利益を11億6700万円(前期比12%増)と連続過去最高更新を見込んでいることを見直し下げ過ぎとして半値戻し水準までリバウンドした。チャート的にも25日移動平均線を支持ラインに10カ月ぶりに1300円台を回復しており、一段の戻りにトライしよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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