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川崎重工、神戸市向けごみ処理施設の建設・設備管理事業を約278億円で受注
川崎重工業は27日、大林組および大建設計とのグループにて、神戸市より「神戸市第11次クリーンセンター整備事業」を受注したと発表した。
同事業は、神戸市がごみ処理施設の建設工事および設備管理業務を一括して発注するもので、ごみ処理施設の建設工事は川崎重工と大林組とのJV、設備管理業務は川崎重工単独での契約となる。契約金額は建設工事が217億5,600万円(税込)で、設備管理業務は60億4,800万円(税込)。建設工事は2017年3月31日に完工予定。
今回受注したごみ処理施設は、ごみ焼却施設(処理能力600トン/日、200トン/24h×3炉)、破砕施設(処理能力20トン/日)および資源ごみ積替施設にて構成されている。
同施設では、少ない空気量で燃焼性能の高いストーカ式並行流焼却炉を採用し、ろ過式集じん器(バグフィルタ)や排ガス再循環システムにより、万全な公害防止対策を施す。また、高温高圧ボイラと抽気復水タービンを組み合わせることで高効率発電(最大発電量15,200kW)を行うとともに、施設内の消費電力を抑えることにより温室効果ガス(CO2)の排出量削減に貢献する。
また、同施設の建設地はポートアイランド第2期にあることから臨海部という景観に配慮し、モダンかつコンパクトなデザインを採用し、周辺環境との調和を図っている。
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