Webの世界で3Dがなかなか普及しない理由

2013年2月21日 14:53

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、  /.本家より。

 現在では、HTML5の登場によってさまざまなアプリケーションをWebブラウザ上で動かせるようになった。しかし、3Dグラフィックについてはまだまだ未開拓だ。Webブラウザ上で3Dグラフィックを表示させる規格であるWebGLは、HTML5では標準化されていない。Microsoftはセキュリティ上の懸念からAppleは自社製プラットフォームとの競合の問題からWebGLをサポートをしていないことも課題になっている。さらにAndroid陣営もモバイルブラウザではWebGLのサポートを行っていない。Adobe Flashはオプションで3Dグラフィックスをサポートしていたが、HTML5標準化の過程でモバイル分野から撤収してしまった

 さらに、(プラットフォームごとに必要とされる技術が異なるため)多くの人々にリーチするためにはChrome/Firefox向けのJavaScriptやWebGL、Three.js/Scene.js、Microsoft向けにはActionScriptとFlash、さらにAppleファンに向けたO bjective-C、Androidのネイティブアプリを作るにはJavaの知識が必要だ。3DグラフィックスがすべてのWebブラウザで利用できるようになるにはどれくらいの期間が必要なのだろうか。それとも、日の目を見ない可能性もあるのだろうか?

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