Pythonの商標出願を行った英企業CEO、「Python」についてはよく知らなかった

2013年2月20日 19:50

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記事提供元:スラド

eggy 曰く、  「Python」の商標権を主張し、欧州共同体商標の登録を出願していた英企業POBox Hosting LtdのCEO、Tim Poultney氏が、Computer Worldとのインタビューで、先週の金曜まで、「Python」がオープンソースコミュニティーにとって重要であることは知らなかったと話していたとのこと(本家/.Computer World記事)。

 Poultney氏によれば、製品の名称にPythonを使用することを決定した際、技術スタッフが一人も参加していなかったのだそうだ。もし、技術者が参加していれば、オープンソースコミュニティーからどういった反応が起きるのか事前に予測することができたとしている。

DDoS攻撃を受けているためPython Hostingは使用不可能な状態となっているが、Poultney氏は、こうした事態になってしまったこと、またPythonコミュニティーに不愉快な思いをさせてしまったことを遺憾に思っていると話したという。また、世界中のデベロッパーコミュニティーをどれだけ怒らせてしまったのか今は理解しているとし、もはや解決策は一つしかないと述べたとのこと。

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