ニルヴァーナ、カート・コバーン生前最後の写真 - 日本初公開となる写真展開催

2013年2月9日 18:05

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記事提供元:ファッションプレス


NYのフォトグラファー、ジェシー・フローマン(Jesse Frohman)によって生前最後のカート・コバーン(Kurt Cobain)の姿を収めた写真に焦点を当てた写真展「KURT - Jesse Frohman Exhibition」が、オープニングセレモニー渋谷店で開催される。期間は2013年3月8日(金)から2013年3月24日(日)まで。


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ジェシー・フローマンはアーヴィング・ペンに師事し、その優雅なポートレートスタイルで数多くのカルチャーアイコンを魅了してきたフォトグラファー。90年代前半を象徴するムーブメントとなったグランジロックの中心的存在であるニルヴァーナ(Nirvana)のフロントマン、カート・コバーン生前最後の姿を撮影した日本初公開の写真作品を展示・販売する。



1993年11月15日、ニルヴァーナ最後のアルバムとなった「イン・ユーテロ(In Utero)」リリースツアーでのニューヨーク公演を控えていたカート・コバーン。その彼を、滞在先ホテルと同夜のライブ会場で撮影した17点の写真から構成。



誇張された自身のメディア像やメジャー指向に変化する音楽性への葛藤から、当時、薬物の過剰摂取や自殺未遂を繰り返していたカート・コバーン。カメラの前で挑発的なポーズを決め、アンチヒーローとして振る舞う反面、サングラスの裏に閉ざした眼差しからは、当時のカート・コバーンが精神的苦境のピークであった様子が伝わってくる。



希代のミュージシャンが死の直前に何を見据えていたのか?その眼差しの向こう側をジェシー・フローマンのレンズ越しに垣間見ることができる。



■プロフィール

ジェシー・フローマン(Jesse Frohman)。ニューヨーク在住。

ミシガン大学にて経済を学ぶ傍ら、独学で写真を撮り始める。独自に制作したプラチナプリントのポートフォリオがアーヴィング・ペンの目に留まり、アーヴィング・ペンのスタジオでアシスタントを務める。その優雅なポートレートのスタイルで、ジェームス・ブラウンからウディ・アレン、ザ・ストロークスやフィリップ・ジョンソンに至るまで数多くの著名人を魅了し写真に収めてきた。ニューヨーク・タイムズ、ヴォーグ、ヴニティ・フェア、インタビュー(雑誌)、ローリング・ストーン、i-D等にコントリビューターとして参加し、バーニーズ ニューヨーク、エスティ ローダー、リーバイス、ラッキーストライク、ソニー、ゲフィン・レコード、ボルボ等、名だたるトップクラアントの広告を手掛ける。

www.jessefrohman.com



写真は全て©Jesse Frohman


※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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