KDDIが8Kの高圧縮技術および階層符号化方式の応用実験を行う

2013年2月8日 07:00

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記事提供元:スラド

maia 曰く、 KDDI研究所が新たな8Kの高圧縮技術と、フルHD/4K/8Kをまとめて圧縮する技術(階層符号化方式の応用)を開発し、J:COMのCATV網を使った IP伝送実験(デモ)を行った(ITmediaの記事KDDIのプレスリリース)。

 8Kの技術のほうはH.264に比べ半分以下、HEVC/H.265より圧縮率を12~13%向上したという技術。また後者はフルHDのデータとともに4KとHDの差分データ、そして8Kと4Kの差分データを束ねて扱うというもの。従来(H.264)ならHD/4K/8K合計でCATV 8チャンネル分のところ、半分の4チャンネルで済むどいう(実験では90Mbpsで、3チャンネル使用)。従来は8Kだけでも5チャンネル必要だった。今回の実験はIP通信であり、パブリックビューイング等のB to B応用を想定している。IPマルチキャストの可能性はあるが、今回はとりあえず技術のデモンストレーションという事で。

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