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2012年の国内スマートフォン出荷は39%増の3,309万台 フィーチャーフォンは大幅減
矢野経済研究所によると、2012年のスマートフォン出荷台数の推計は前年比39.2%増の3,309万台と大幅に増加した。写真はフィーチャーフォン+スマートフォン出荷台数実績・予測を示したグラフ(矢野経済研究所「国内スマートフォン・タブレットに関する調査結果 2012 」より)[写真拡大]
矢野経済研究所が1日発表した「国内スマートフォン・タブレットに関する調査結果 2012」によると、2012年の出荷台数の推計はフィーチャーフォン(従来の携帯電話)が57.4%減の638万台と大きく落ち込んだのに対し、スマートフォンは同39.2%増の3,309万台と大幅に増加した。国内市場でスマートフォンへの移行が急速に進んでいることを示した格好だ。
フィーチャーフォンとスマートフォンの合計では、同1.9%増の3,947万台と、前年をわずかに上回った。同社は、複数所有に伴うスマートフォン需要が当面は市場を牽引するが、こうした需要も一段落し、2013年度以降は既存ユーザーの代替需要に移行するとの見通しを示している。
同社推計では、2013年のフィーチャーフォン出荷台数は485万台、スマートフォンは3,637万台、2015年はフィーチャーフォン250万台、スマートフォン3,700万台を予想している。また、フィーチャーフォンとスマートフォンの出荷台数合計は、2013年を境に減少に転じる見通し。
タブレット端末については、2012年の出荷台数がどう60.2%増の422万台とスマートフォン以上の成長率だった。同社は、今後7インチサイズを中心としながら、より大きなディスプレイを搭載するタブレットへの関心が高まると予想している。2013年度は560万台、2015年度には約700万台となる見通し。
フィーチャーフォンについては、高機能モデルを中心にスマートフォンへの移行が進み、大幅な縮小基調にあるが、一方で、音声通話のみを利用するユーザーや法人を中心に底堅い需要があるという。
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