男性研究者の方が不正を犯す傾向が強い?

2013年1月25日 15:47

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記事提供元:スラド

eggy 曰く、 科学研究者の犯した過去の不正行為について調べたところ、男性の方が科学における不正行為を犯す傾向が強いことが分かったとのこと。また、特に地位の高い男性研究者ほど、そうした傾向が強いのだという。ワシントン大学のFerric Fang氏、ラトガーズ大学のJoan Bennet氏、アルベルト・アインシュタイン医学校のArturo Casadevall氏が調査を行った(本家/.Science記事)。

 米国研究公正局(ORI)が公表している、過去19年間に不正行為を犯した228人をもとに調べた。教授クラスで不正を犯した72人のうち63人(88%)が男性であり、研究室における一般的な男女比率3:1を考慮したとしても、明らかに男性の方が不正行為を犯す傾向が強いことが分かるとしている。一方で、女性も男性と同様の頻度で不正を犯しているが、女性の方が不正が「見つかりづらい」という可能性も排除できない。

 研究生の場合は不正行為における男女差が少なかったものの、それでもやはり男性の方が多く不正を犯す傾向がみられたという。博士号を取得した研究生では69%、学生では58%が男性による不正行為であった。

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