富士通、クラウドサービス「高齢者ケアクラウド」を提供開始

2013年1月23日 13:16

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 富士通は23日、過去2年間にわたる在宅医療現場や東日本大震災の被災地での高齢者ケアへのICT利活用の経験を踏まえ、高齢者の健康と生活を在宅医療・介護の面から包括的に支える新しいクラウドサービス「高齢者ケアクラウド」を本日より順次提供すると発表した。

 同サービスは、「高齢者を皆で支えあう社会へICTで貢献」をコンセプトに、「在宅医療・介護」「地域・NPO」「生活産業」といった高齢者を支える関係者をICTで支援するソーシャルクラウドサービスであり、高齢者一人ひとりと社会(医療・介護・地域・流通・親子など)が経済循環性を保ちながらもつながることを目指すもの。

 今回第一弾として、在宅医療・介護に特化したサービスの総称を「Fujitsu Intelligent Society Solution 往診先生」と命名し、3種類のサービスを用意した。在宅医療の質を高めつつ従事者の負担を軽減する「在宅医療支援SaaS」、在宅医療・介護事業者の情報連携により多職種協働を可能とし、各関係者が一つのチームとして高齢者を支援する「在宅チームケアSaaS」、患者や家族からの連絡や問い合わせに24時間365日対応する「在宅医支援コンタクトセンターサービス」を提供する。なお、同サービスは、在宅医療の現場で先進的な取り組みを続ける医療法人社団 鉄祐会 祐ホームクリニックの武藤真祐理事長の協力を得て開発したもの。

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