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Wikipediaに掲載された架空の戦い、5年後にようやく削除へ
masakun 曰く、 2007年7月から英語版Wikipediaに掲載されていた、1640年から1年間続いたとされるインド北部のマラーター王国とポルトガルの対立「Bicholim Conflict」が実はウィキペディアンによる巧妙な創作であったことが明らかになり、先月末削除されたという(TechCrunch Japan、Mail Online の記事)。
Wikipediaの真偽鑑定を趣味とするユーザShelfSkewed氏による研究によると、この記事の出典とされた「Thompson, Mark, Mistrust between states, Oxford University Press, London 1996」の情報はどこにも存在せず、誤ったISBNコードが掲載されたSrinivasan Vasantakulan's Bharatiya Struggles(1000 AD – 1700 AD)やDavid D'Souza's Roots of conflict in Portuguese Goaの追跡にも失敗したという。またオンライン上の出典元をたどると、最終的にはWikipediaのBicholim Conflictのページへ再帰したそうだ。
さてWikipediaのデマ記事といえば、わたしはインド国宝級の美女と持ち上げられたNeha Dalvi嬢を思い出したが、皆さんはどんな記事を連想するだろうか。
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