【相場熟者が答える投資相談】アルプスは売却も、25日線切り調整局面に

2013年1月9日 09:33

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  【問い】 アルプス電気 <6770> を600円で200株持っています。対処方法についてお願いします。

  【答え】 1月8日(火)は29円安の485円と続落しています。

  円安進行を背景に、1月4日高値543円と買われていましたが、昨年12月7日高値557円を抜くことが出来ず、高値警戒感から利益確定売りに戻り待ちの売りが重なった感があります。25日移動平均線を下回ったことで、目先上昇一巡、調整局面に入る可能性が出てきました。

  足元の業績、ゲーム機やパソコン、テレビ向けを中心に電子部品の販売が低調なほか、子会社のアルパイン <6816> が手掛けるカーナビなど車載機器事業の採算悪化で、今3月期売上高は5440億円(前期比3.3%増)、営業利益は118億円(同22.2%減)、経常利益は97億円(同32.3%減)、純利益は13億円(同68.9%減)を見込んでいます。

  株価は、スマートフォン関連として見直され、昨年10月3日につけた年初来の安値347円から同12月7日高値557円と60.5%上昇。もみ合いから13週移動平均線を下回り上値が重くなっているうえ、第3四半期決算の発表まで手がかり材料に乏しいため、目先は二番底をうかがう展開が予想されます。来3月期増益は観測されていますが、売却し様子を見たほうが無難でしょう。(株式評論家・摩周湖)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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