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【村山貢司の気象&経済歳時記】2013年の気象は?
12月から始まった寒波は依然衰えを見せていない。2月の前半までは各地で低温傾向が続く見込みになっている。寒さの原因は太平洋で発生している「ラニーニャ現象」の影響だが、日本では、ラニーニャが起きている時は冬は寒くなり、夏は猛暑になることが多い。一方、東南アジアではモンスーンが長くなり雨量が多くケースがしばしばある。
2011年に起きたタイの記録的な洪水もラニーニャが原因である。逆に「エルニーニョ」なった場合には暖冬、冷夏になる確率が高いが、2013年の前半にエルニーニョが起きる可能性はごく小さいと考えられている。冬の寒さは2月前半までだが、春先は天候がやや不順になりそうだ。連休前から暑くなり、夏の訪れは早いだろう。
日本では、夏が猛暑になれば国内の景気が良くなると言われているが、夏物が動き出すのは5月末からで、特に6月半ばから7月前半の気温が影響している。この冬のように1月が低温だった場合は有意に7月が高温になっている。しかも7月前半どころか6月後半から高温になることが多いのである。予想通りになれば今年の夏の経済は好調になるだろう。1月の低温と8月の高温の間には相関関係は見られないので、勝負は早めに仕掛ける必要がある。(気象予報士&経済評論家・村山貢司)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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