mixiが最近までFedora 8を利用していたことが話題に

2012年12月27日 19:24

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 mixiの開発者ブログにて、mixiが2007年11月にリリースされ、2008年12月にサポートが終了しているFedora 8を最近(2012年前半)まで使っていたことが明かされ、話題になっている(mixiのサーバOS移行のお話)。

 その続きのブログ記事によると、セキュリティチェック、パッチ、バージョンアップは行っており、安定もしているそうだ。CentOSを選択しない理由としては「一時期、新しいバージョンでるでる詐欺に遭いました」、独自ビルドのコストについては「OSデフォルトのRPMをそのまま使うのは小学生まで、と習った記憶があります」などとその理由を述べている。

 FedoraのFAQでは、Fedoraを「最新のフリー/オープンソースソフトウェアのショーケース」と定義しており、その位置付けはどちらかというと最新技術・最新ソフトウェアを使いたい、開発したいというユーザーに向けたものだ。そのためサポート期間も約1年程度と短い。mixiでは独自にパッチの適用などを行っているとのことだが、今後も大きな問題が発生しないことを祈りたい。

 また、別のAnonymous Coward曰く、 mixi のエンジニアブログにて投稿されたmixiのサーバOS移行のお話が意外な反響をよんでいる。このエントリーに対して twitterやはてブなどでのツッコミが投稿されて、その回答と記事の続きが投稿されている。

 Fedora を選定した理由が「他のOSだとNICを認識してくれなかった。Fedoraなら一発でいけたから」。それに対して「そもそもRHEL等の企業サポートがあるOSの動作実績があるハードウェアをなんで選ばないのか?」「メンテナンス期間が非常に短いディストリビューションをわざわざ使わなくても」等々さまざまなツッコミが。

 OSを選定した方と記事書いた方が別人みたいだし、そこをあれこれいうのは気の毒な気もします。

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