『チョン・ウチ』チャ・テヒョン、ユイ、イ・ヒジュン、キム・ガプス、演技への情熱を燃やした洞窟での4時間

　「チョン・ウチ」に出演中のチャ・テヒョン、ユイ（AFTERSCHOOL）、イ・ヒジュン、キム・ガプスが洞窟内での危険な爆発シーンで熱演を見せた。

　4人が演じる役柄はKBSドラマ「チョン・ウチ」（脚本：チョ・ミョンジュ／演出：カン・イルス／制作：チョロクペム・メディア）において、激しい対立の構図を見せている。特に毒虫から解放されたムヨン（ユイ）は自分が置かれていた状況を知ったあとチョン・ウチ（チャ・テヒョン）と意気投合。新たな展開の幕開けに興味が高まる。

　そして洞窟内で復讐心に燃え怒りを露わにするチャ・テヒョンとユイ、わけも分からず洞窟に入り戸惑うイ・ヒジュンとキム・ガプスの姿は、果たして4人の間に何があったのか、爆発事件後4人はどうなるのかという好奇心をかきたてる。

　同シーンは今月21日に慶尚（キョンサン）北道、聞慶（ムンギョン）市の加恩邑（カウンウプ）ソンジョン里にある石灰岩洞窟「茅山（モサン）窟」内で撮影された。爆発は黄土に小枝を混ぜたものを絶えずさく烈させて効果を出した。リアルさを追求しCGではなく実際に危険な状況を具現するためである。すべてのシーンにおいて最高の映像を作り出そうとする「チョン・ウチ」チームの努力が100％発揮されたといえる。

　特にチャ・テヒョン、ユイ、イ・ヒジュン、キム・ガプスは火薬の煙によって絶えずせき込み苦しそうだったが、カメラが回ると同時に演技に集中、緊張感みなぎる演技を見せた。

　4時間に及ぶ撮影で俳優とスタッフは顔が黄色い土だらけになったが、終始一貫明るく和気あいあいとしたムードで撮影は終わった。

　また、ユイは洞窟の中で手にたいまつを持ち撮影に臨んだが、たいまつを持ち無表情な顔を作るユイに、現場スタッフたちは「自由の女神のようだ。とてもよく似合ってる！」と声をかけ現場は笑いの渦と化した。

　ドラマ制作会社のチョロクペム・メディア関係者は「俳優たちがリアルな場面のために危険を冒しながらも楽しく爆発シーンの撮影に臨んでくれた。寒さを忘れて情熱的に作業している撮影チームに盛大な応援と関心をお願いしたい」とコメントしている。

　先週はウチと毒虫から解放されたムヨンが力を合わせて、マ・スク（キム・ガプス）、カン・リム（イ・ヒジュン）に攻撃を仕掛ける姿が放映された。また肝心な瞬間にイ・チ（チャ・テヒョン）がドンゲ（シン・スンファン）に正体がばれるというスリリングなシーンでも緊張感が高まった。さらにはウチへの真心のこもったムヨンの切ない涙の演技が視聴者の視線を引きつけた。

　KBSミニシリーズ「チョン・ウチ」は毎週水・木曜午後10時よりKBS 2TVで放送中。（翻訳：中島礼子）