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カカクコム、「価格.com」で実店舗の店頭価格や在庫情報を掲載開始
カカクコムは19日、同社が運営する購買支援サイト「価格.com」において実店舗の販売情報を提供開始したと発表した。ネット通販の販売情報に加え、近隣店舗における店頭価格、在庫状況も入手できるようにすることでユーザーの購買検討における利便性向上を図る。
「価格.com」の製品情報ページに新設した「店頭購入」画面で、その製品を購入できる近隣店舗とそれぞれの在庫情報を販売価格の安い順に一覧表示する。また、PC版ではIPアドレスから、スマートフォン版ではGPS機能によって、現在地付近の店舗を地図表示する。さらに、エリアや沿線・駅名を指定した店舗検索や在庫の有無などの条件からも店舗を絞り込むことが可能。
店舗ページでは、住所や電話番号、営業時間、駐車場情報などの店舗の基本情報のほか、会員特典や保証など各店舗が提供している各種サービス情報も確認できる。当初はPC、家電、カメラ、ゲーム、カー用品、コンタクトレンズカテゴリにおいて量販店や専門店などを中心に約400店舗の情報を掲載し、順次ジャンルやエリア、店舗数を拡大していく。
時間や場所を問わずインターネットにアクセスできるスマートフォンの普及により、事前に情報を調べてから実店舗へ来店する消費者が増え、オンラインの情報がオフラインの購買行動に影響を与える、通称「O2O(Online to Offline)」と呼ばれる現象が加速している。
「価格.com」においても、ユーザーがクチコミ掲示板で実店舗の販売情報を活発に交換し合ったり、ネットで情報収集後に店頭購入するユーザーも多いことから、「O2O」への対応強化の一環として実店舗の販売情報を掲載開始する。これにより、ユーザーは店頭で実物を確認したり、店員のアドバイスも聞いてから購入したいときやとにかくすぐに商品を手に入れたいときなど、様々なシーンで活用することができる。
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