iOS 向けの Google マップ、欧州のデータ保護法に違反する可能性

2012年12月18日 12:20

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記事提供元:スラド

 taraiok 曰く、

 Google は 13 日、iOS 向けの地図アプリ「Google マップ」を公開し、多くの人々にダウンロードされている。しかし、ドイツのプライバシー保護団体「ULD」の Marit Hansen 氏によれば、今回の Google マップは欧州のデータ保護法に違反しているという (ComputerWorld の記事Ars Technica の記事本家 /. 記事より) 。

 最大の問題は Google マップが送信する位置データには、ユーザーごとに識別可能な ID が与えられている点。ユーザー名などは含まれていないものの、欧州のデータ保護法によれば、これは個人情報に当たるとしている。今回の Google マップでは、ユーザーが規約に同意し、iPhone にインストールすると、位置データ共有オプションがデフォルトで ON になっている。

 Marit Hansen 氏は、欧州で企業がこのような個人データを処理したい場合、後から第三者提供を停止させる「オプトアウト」方式ではなく、事前に正確な情報を与える「インフォームドコンセント」方式でなければならないとしている。

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