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明電舎、変圧器事業でミャンマー市場へ本格参入
明電舎は17日、12月15日に、ミャンマーの変圧器製造販売会社であるAsia General Electric Co., Ltd.(AGE社)と電力用変圧器の設計、製造、修理に関する技術提携契約を締結するとともに、今後同社に資本参加することについて検討する旨の覚書を締結したと発表した。実現すればミャンマーの電力インフラ関連企業への日本からの投資参画として初めてのケースとなる。
経済の自由化に伴い今後の成長が期待されるミャンマーでは、産業化・都市化の加速によるインフラシステムの構築及び整備が進んでいる。今後ますます増加する電力需要を支える電力インフラの整備が不可欠となっているが、電力供給を支える送配電設備、変電設備の老朽化への対策が必要とされており、電力の安定供給の確保及び供給信頼性の向上が喫緊の課題となっている。
明電舎は変電・配電事業における東南アジア海外戦略としてローカルネットワークの構築を進めているが、今回ミャンマーの変圧器販売に強いAGE社との提携により、ミャンマー市場へ本格参入すると共に、低コスト・高品質製品の供給により東南アジア諸国における競争力強化を図る。
一方、AGE社は明電舎との提携により高品質な中・大型変圧器製造の最新技術を保有し、ミャンマー最大の変圧器メーカーとしての地位を更に強固なものとすることになる。
なお、資本参加には明電舎とともに変圧器用電磁鋼板及び厚板鋼板の供給を担う鉄鋼総合商社メタルワンも加わり、具体的な内容についてミャンマーの新外国投資法に準じ、今後3社間で協議していくという。
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