EU、ようやく特許制度を統合する制度を導入。ただしイタリアとスペインは抜き

2012年12月14日 08:00

印刷

記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 EUは11日、域内での単一特許制度を導入することを議決した。これまではEU内では欧州特許庁(EPO)から特許を取得し、さらに域内の各国ごとに翻訳や必要な行政手続きをする必要があったという。導入により特許取得手続きが簡略化され、特許取得のコストが80%ほど削減できる見込み(ITWORLD日経新聞本家/.)。

 新制度の導入は2014年1月1日から適用されるから行われる予定で、企業や個人が英語、フランス語、ドイツ語のいずれかで申請すれば、ほかの国でも特許を認めるとのこと。ただし、イタリアとスペインは自国言語での申請ができないことから導入せず、当面はこの2カ国を除いた25カ国でスタートする。

 スラッシュドットのコメントを読む | YROセクション | パテント | EU

 関連ストーリー:
Google、特許検索対象を拡張。欧州特許庁のデータベースも検索可能に 2012年09月06日
ソフトウェア特許の議論は欧州では復活しない 2007年07月16日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事