関連記事
NTT、全社員を対象に最新ICT技術を活用した健康増進トライアルを開始
日本電信電話(NTT)、エヌ・ティ・ティ健康保険組合(NTT健保)、NTT東日本関東病院は10日、NTT社員の自律的な健康増進の効率的支援を目的として、12月10日よりNTT全社員を対象にICT技術を活用した健康増進トライアルを開始すると発表した。
NTT、NTT健保、関東病院では、生活習慣病の効率的、効果的な予防に向け、産業医であるNTT東日本首都圏健康管理センタの協力の下、今年6月よりNTTモニタ社員200人を対象にICTを活用した健康増進トライアルを行ってきた。また、テルウェル東日本との連携により、10月より社員食堂において低カロリー、減塩メニューを提供してきた。その結果、健康への意識の高まり、行動の変化および健康状態の一定の改善が確認できたことから、今回トライアルをNTT全社員へ拡大し、健康増進の取り組み効果の本格検証を実施することとした。
トライアルでは、社員の継続的な健康増進への取り組みの支援策として、簡単な操作で健康状態の記録・見える化を行う最新のICT技術等とともに、職場のコミュニティを活用した施策を実施する。また、効率性の向上を目指して、関東病院の保健医学的ノウハウを活用した生活習慣病予防・管理プログラムを開発する。さらに、首都圏健管の産業医ノウハウ、各種電子データの活用により健康増進への取り組みへPDCAプロセスを導入、計画の具体化と実施、効果の評価、計画見直しまでを一連のサイクルとして実施し、施策の継続的な改善をはかる。
具体的な施策としては、まずNTT健保が管理する健診、レセプトデータの分析により重点的に予防すべき生活習慣病を特定、その予防のための健康増進施策を策定する。社員個人に対しては、本人の健診データに基づく健康リスクの提示による気づきの機会、健康増進に必要な保健医学的知識の提供、個人のリスクに応じた目標管理・フォローアップを通じて自律的な健康増進の支援等を行い、健康増進・疾病予防への取り組みを強化する。
トライアル開始時点では、運動(カロリー消費)を中心とした取り組みを実施するが、食事(カロリー摂取)に関する取り組みとしても、社員食堂におけるヘルシーメニューの提供、社員のカロリーコントロールの支援等、健康増進への取り組みを行っていく。
スポンサードリンク