離婚夫婦を支えるインターネット

2012年11月28日 16:18

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 離婚夫婦は、お互いに二度と会わないことを望むことが多い。しかし、子供の親権を共有している場合はそうはいかないこともある。学校行事や誕生日パーティなど両親がそろう必要のある出来事は多いからだ。しかし、離婚夫婦が電話でイベントの日程を調整すると、昔のことを蒸し返してさらに険悪になり、子供の前で醜態をさらしてしまうことも間々あるようだ。このような問題を防ぐのに、ネットサービスが役立っているという(The NewYork times本家/.)。

 たとえば、電子メールやFacebookなどを使えば離婚夫婦が直接やり取りせずにスケジュール管理、待ち合わせ場所、子供の病気のケアなどを行える。また、電子メールやSNSでもトラブルを起こすような夫婦に対しては、裁判所ではファァミリー・ウィザードと呼ばれるオンライン・ツールを使用するように進めているという。このツールはトラブルが起きないように弁護士が電子メールのやりとりを監督するという仕組みだそうだ。そのほか、日付や養育費などの共有費用のログを作成、自動通知する仕組みもあるという。

 本家タレコミ人はインターネットは離婚の原因になることも多いが、一方で苦痛を和らげる役割も果たしているとしている。

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