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【村山貢司の気象&経済歳時記】冬型気圧配置強まる、原油価格上昇が心配
記事提供元:日本インタビュ新聞社
日本付近は中旬から本格的な寒気の南下により、断続的に冬型の気圧配置になっている。今年の場合、日本海で低気圧が発達する際に高温となり、その後の冬型で気温がいっきに低下するタイプが多い。寒暖の差が非常に大きいために、低温になった時により寒さを感じることが多い。
このような時が冬物をアピールするチャンスになる。毎年11月に売り上げがピークとなるのが冬用の暖房器具で、電気ストーブや電気こたつは10月末から売れ始め12月までにほぼ商戦が終わっている。この冬も節電ムードが高いことから灯油ストーブの売り上げが好調になる見込みだが、心配なのは原油価格である。
北半球全体の天気図を見ると現在寒気が南下しているのは日本付近以外ではアメリカ中西部、シベリア中部、イギリスの西などであるが、この寒気は今後東に移動する気配である。予想通りになれば原油需要が大きいアメリカ東部、ヨーロッパ、日本を含む東アジアが低温になり、原油価格が上昇する可能性が高い。(気象予報士&経済評論家・村山貢司)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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