トリケラトプスのさばき方

2012年10月28日 14:53

印刷

記事提供元:スラド

ティラノサウルスはトリケラトプスを捕まえると、頭部を食いちぎってから肉を食べていたようだ(Nature News & Commentの記事本家/.)。

米ロッキー山脈博物館のDenver Fowler氏と同僚がモンタナ州のヘルクリーク層から発掘されたトリケラトプスの化石を調査したところ、18体でティラノサウルスの歯形が見つかったという。歯形は頭蓋骨を中心に残されており、治癒の跡が見られないことからティラノサウルスが捕食する際につけたものとみられる。フリルには食いちぎろうとしたような跡があるが、フリルは主に骨と角質なので、可食部分はほとんどない。そのため、ティラノサウルスは首の肉を食べるため、フリルに噛みついて頭部を引きちぎっていたと考えられるそうだ。また、かじったあとが顔に残されていることから、ティラノサウルスがトリケラトプスの顔の柔らかい肉を好んで食べたとも考えられるとのことだ。 スラッシュドットのコメントを読む | サイエンスセクション | Mozilla | サイエンス

 関連ストーリー:
新種の肉食恐竜の化石が発見される。学名は「Daemonosaurus chauliodus」 2011年04月15日
トリケラトプスの名前が消える? 2010年08月28日
ティラノサウルスレックスの(中間的な)祖先が発見される 2009年04月23日
ティラノサウルスの祖先(?)の化石が見つかる 2008年08月05日
ティラノサウルスのタンパク質はニワトリに似ている 2007年04月14日
ティラノサウルスの軟組織が発見される 2005年03月25日
ティラノサウルスの先祖は羽毛に覆われていた 2004年10月07日
ティラノサウルスは急速に成長をしていた 2004年08月12日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事