「JPタワー」内の商業施設名称は「KITTE」に決定、来年3月21日オープン

2012年10月23日 17:53

印刷

「KITTE」フロアイメージ(画像:日本郵便)

「KITTE」フロアイメージ(画像:日本郵便)[写真拡大]

  • 「KITTE」フロアイメージ(画像:日本郵便)
  • 「KITTE」フロアイメージ(画像:日本郵便)
  • 「KITTE」フロアイメージ(画像:日本郵便)
  • 「KITTE」ロゴデザイン(画像:日本郵便)

 日本郵便は23日、旧東京中央郵便局敷地(千代田区丸の内二丁目7番2号)においてJR東日本、三菱地所と共同で再整備計画を進めてきた「JPタワー」(今年5月31日竣工)内の商業施設名称を「KITTE(キッテ)」に決定したと発表した。併せて、商業施設を含むJPタワー全体のグランドオープン日を2013年3月21日に決定した。

 日本郵便がはじめてつくる商業施設「KITTE」は、“切手”を貼ると郵便として大切な人に想いが届くのと同じように、「商品やサービスに『KITTE』という付加価値を加えることでそれらに込められた想いまでもきちんと届けることができる施設でありたい」という気持ちを込めて名付けられた。また、「KITTE」には“来て”という意味も込められており、商業施設にとって大切な“賑わい”をつくることと“多くの人に来て頂きたい!”という想いを楽しく伝えるネーミングとした。

 旧東京中央郵便局の局舎を一部保存・再生した保存部分と新たに建築した新築部分に囲まれたガラス天井のアトリウムが最大の特徴である「KITTE」は、地下1階から6階までの7フロア約9,400m2に98店舗が出店する。

 内装環境設計は建築家の隈研吾氏が担当し、コンセプトの「Feel JAPAN」を表現するため、木材や瓦、織物、和紙など日本古来より使われている素材を内装仕上材として多用し、歴史と未来がつながりあう空間を演出している。

 フロア構成としては、地下1階はJR東日本グループの株式会社鉄道会館による全国各地のご当地食を扱った飲食店舗・食物販フロア、アトリウムを見上げる1階は飲食店舗・ファッション雑貨等のフロア、2階から4階はファッション、ファッション雑貨、ビューティサロン、生活雑貨、ブックカフェ等のバラエティ豊かな店舗のフロアとなっており、5階及び6階は全国各地より話題の人気店・名店が集積したレストランフロアとなっている。

 保存部分4階には旧東京中央郵便局の郵便局長室を当時と同じ状態に復元したメモリアルコーナーを設置。さらに、6階屋上部分には東京駅丸の内駅舎を間近に見ながら駅前広場の景観を満喫できる約1,500m2の屋上庭園を設置し、訪れた人に憩いの場を提供する。

 また今回、国際ビジネス・観光情報センター「東京シティアイ」や、東京大学との産学連携プロジェクト「JPタワー学術文化総合ミュージアム・インターメディアテク」、国際会議等を含む多様なニーズに対応できる「JPタワー ホール&カンファレンス」といった3つの公共貢献施設も「KITTE」と同時にオープンする。

関連記事