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「Surface with Windows RT」の価格は期待はずれ
taraiok 曰く、 16日から米国内で予約受け付けが始まったことで、Microsoftのタブレット「Surface with Windows RT」の価格が明らかになった。発表当初はMicrosoftがPC製品の直販に乗り出すと言うことで話題になったが、価格がiPadと変わらないことが判明して失望感が広がっている。理由としては、初期に予想された300ドル以下という価格が話題として一人歩きしてしまったこと、発表から発売まで時間がかかりすぎてしまったことなどがある(NETWORK WORLD、/.J過去記事、マイナビ、CNET、本家/.)。
スペック面での差も大きい。ライバルと見なされているiPadは2048×1536ドットの解像度を持つRetinaディスプレイを採用しているのに対し、Surface with Windows RTのディスプレイ解像度は1366×768ドットと低い。またx86アプリケーションの実行ができないため、すでに多くのアプリケーションを有しているiPadとの競争は苦戦することになるだろう。
競争力がある部分としては、499ドルモデルでiPadより大きな容量(32GB)のストレージがついている点だが、これも否定的な意見が出ている。Surface with Windows RT担当テストマネージャーのRicardo Lopez氏は、「OS、Office RT、たくさんのアプリを入れても20GB以上のスペースが残ります。またあなたが指摘しているように、SDカードでいつでも追加できます。アプリは保存できませんが、音楽や映画、写真はそこに収められます」と答えている。このことから、Windows RTはOS本体だけでもiOSより多くのディスク容量を必要とし、Surface with Windows RTのストレージ容量はそのために大きいのではないかと推測できる。
Surface with Windows RTがiPadに対して競争力を持つのは、キーボードにもなる「Touch Cover」やより触知性の高い「Type Cover」などのアクセサリだけと言えそうだ。とはいえ17日には、もっとも安価な32GBモデル(499ドル、Touch Coverなし)の発送予定日が「10月26日」から「3週間以内」に変わっており、予約はそれなりに順調である模様。
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