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米海軍、冒険野郎マクガイバーロボット開発に資金提供
taraiok 曰く、 米国で1985年から92年にかけて放送された人気TVドラマ「冒険野郎マクガイバー」は、周囲にある物と自らの知識を利用してさまざまな危機を切り抜ける。ジョージア工科大学のMike Stilman教授らの研究チームは、こうした人間と同様の判断力を人間型のロボットに持たせようとしている。研究チームの目標は、目標地点までに障害物がある場合、ロボットが障害物をどかして道を造り出したり、目標地点が高い場所にあった場合、障害物を積み重ねてハシゴを作ったりできるロボットだ(ジョージア大学リリース、Yahoo!ニュース、本家/.)。
こうしたロボットを作成するためには、雑然と並んでいる障害物(オブジェクト)の中から使用可能なものと使えないものをロボットが自立的に判断する能力が必要だ。チームは学習型のアルゴリズム技術の研究で知られているカンザス大学の航空宇宙工学科のDongkyu Choi助教授の協力を得ている。Dongkyu Choi助教授は、ロボットの知覚、推論、学習など人間のさまざまな能力のデータモデル化を進め、認知アーキテクチャの構築を進めている。この認知アーキテクチャを使ってMike Stilman教授らのヒューマノイドロボットの制御システムを作る予定となっている。
この研究は、米海軍研究局から3年間、90万ドルの助成金を受けられるようになった。こうした技術は軍人のサポートロボットを構築するのに必要な技術となる可能性が高いからだ。海軍研究所(ONR)の認知科学プログラムディレクターPaul Bello氏は、すでにMike Stilman教授らの研究チームは、新たな機械のチームメイト実現の約束を果たしつつあるとしている。
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