【村山貢司の気象&経済歳時記】かきとおでん

2012年10月14日 06:22

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  東京の気温の変化を調べると、100年前に比べて9月の気温は2度、10月の気温は3度高くなっている。現在の9月は100年前の8月下旬の陽気に相当するなど2週間から3週間も季節がずれてしまい、西日本では10月になっても30度を越える日が珍しくなくなっている。日本地図で言えば東京が100年で200から300km南に下がったのと同じである。

  昔からカキはRの付く月に食べろと言われるが、気温や海水温の変化から言えば最初と最後のR、つまり9月と4月は外した方が良いかも知れない。以前はスーパーで売られる袋詰めのおでんの売り上げは10月から伸びていたが、現在は11月に移行している。

  季節ものを扱う場合は昔と現在の気温の変化を知り、いつ頃から在庫を増やすか、どんなタイミングでCMを出すかなど適切に対応する必要がある。10月中旬から11月上旬にかけての気温は平年並みかやや低い見込みで、冬物の出足が早くなりそうだ(気象予報士&経済評論家・村山貢司)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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