シャープ、ドコモ向けに新世代ディスプレイ「IGZO」搭載スマホを製品化

　シャープは11日、NTTドコモ向け2012年度冬モデルとして、世界初となる省エネと高画質を実現した新世代ディスプレイ「IGZO（イグゾー）」搭載スマートフォン「docomo NEXT series AQUOS PHONE ZETA SH-02E」を製品化すると発表した。発売時期は2012年11～12月の予定。なお、「IGZO」は酸化物半導体を採用したディスプレイのこと。

　「docomo NEXT series AQUOS PHONE ZETA SH-02E」は、約4.9インチ新世代ディスプレイ「IGZO」を搭載し、優れた省エネ性能と高い光透過率により、電池消費量の低減と画面の明るさを両立した。1630万画素の裏面照射型CMOSカメラの搭載に加えて、光学式と電子式の2つの手ぶれ補正機能により、暗い場所でもぶれの少ない撮影が可能。音声による撮影にも対応する。

　高い情報処理能力に加えて、処理負荷に応じて動作を制御することで省エネ性を実現した1.5GHzクアッドコアCPUを搭載。また、耳を当てる位置を気にせず通話ができる「ダイレクトウェーブレシーバー」を採用した。

　そのほか、直感的な操作が可能なオリジナルのユーザーインターフェース「Feel UX」を搭載。さらに、大容量2320mAh電池や「エコ技」機能を搭載。高音質Dolby Mobileや、スマートフォン向け放送局「NOTTV」にも対応する。