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東京ガスと昭和シェル、扇島に天然ガス火力発電所3号機を建設
現在の扇島パワーステーション(手前の設備が1号機、奥の設備が2号機)(写真:東京ガス)[写真拡大]
東京ガスと昭和シェル石油の出資による株式会社扇島パワーは9日、「扇島パワーステーション」(神奈川県横浜市鶴見区扇島)の3号機建設を決定したと発表した。
扇島パワーステーションは、天然ガスという環境にやさしいクリーンエネルギーを利用し、省エネルギー性に優れたガスタービンコンバインドサイクルで電力を供給する天然ガス火力発電所。2010年3月に1号機、2010年7月に2号機の運転を開始し、現在約81万4千kWの発電能力を有している。
扇島パワーは、安定的かつ効率的な電力供給により電力需給逼迫の緩和に貢献するため、環境影響評価の手続きを完了している扇島パワーステーション3号機について、2012年11月に建設に着手し、2015年度中の運転開始を目指す。3号機は、最高効率約58%(低位発熱量基準・発電端)、発電能力約40.7万kWを予定しており、3号機の運転開始時には、扇島パワーステーションの発電能力は約122.1万kWとなる。
東京ガスは、「チャレンジ2020ビジョン」で、国内発電事業を2020年までに300~500万kW(他社持分含む)に拡大することを掲げており、今回の案件はその実現に向けた取り組みの一環となる。
一方、昭和シェルグループは、20万kW規模の卸電力事業(IPP)に始まった電力事業を、今回の3号機の増設を通じ、エネルギーソリューション事業の分野において太陽電池事業と並ぶ柱として着実に強化していく。
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