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三井住友アセットマネジメントとトヨタアセットマネジメントが経営統合
三井住友アセットマネジメント(三井住友AM)、トヨタアセットマネジメント(トヨタAM)、トヨタファイナンシャルサービス(トヨタFS)、あいおいニッセイ同和損害保険、三井住友海上火災保険の5社は2日、三井住友AMとトヨタAMが2013年4月1日を目処に経営統合を行うことで合意したと発表した。
5社は三井住友AMとトヨタAMの円滑な経営統合に向けて相互協力を推進する。まず、三井住友AMの株主でもある三井住友海上が、2012年10月31日にトヨタFSが保有するトヨタAM株式の全てを取得する。これにより、トヨタAMの株主は、MS&ADホールディングスの中核会社であるあいおいニッセイ同和損保と三井住友海上の2社となるが、現在の商号・商標・商品名を維持したまま、従来どおり資産運用事業を継続する。同時に、トヨタAMは、三井住友AMとの円滑な経営統合に向けた態勢整備に取り組む。その後、三井住友AMは、2013年4月1日を目処に、あいおいニッセイ同和損保および三井住友海上両社が保有するトヨタAM全株式を取得し、子会社吸収方式によりトヨタAMとの合併を行う予定。
三井住友AMは、約11兆円の資産を運用する国内トップ水準の資産運用会社として全国に強固な基盤を有している。これまでも、年金・投資信託分野を中心に卓越した運用商品を提供し、個人の顧客や機関投資家の顧客の幅広い多様な資産運用ニーズに応えてきた。
一方、トヨタFSおよびあいおいニッセイ同和損保の資産運用会社であるトヨタAMは、トヨタグループをはじめ中京圏に強固な事業基盤を有し、トヨタグループ株式ファンドなど特徴ある商品開発力を活かした成長戦略を打ち出してきた。
今回5社は、三井住友AMとトヨタAMの経営統合により、地域性や商品性などの相互補完関係を活かすことで、国内における事業基盤の飛躍的な拡大と運用・商品開発力の強化、さらに経営におけるシナジー発揮などを通じ、顧客サービスのより一層の向上が行えるとの判断に至り、2社の経営統合に合意した。
5社は、今回の経営統合検討のために設立した統合実行委員会を継続し、円滑な経営統合の実現を図るとともに、同委員会傘下の5社事務局、テーマ別の合併準備部会等を通じて経営統合に向けた具体的な協議・作業を推進していく。
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