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コミュニケーション機能を持つロボットに対し法的権利は付与されるべきか
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward 曰く、 買いものや料理をこなしたり、話し相手になってくれるような「ソーシャルロボット」がもし実現した場合、彼らには人間における人権のような、ある種の法的権利を付与されるべきであろうか?との問いが本家/.にて紹介されている。
MIT Media Labの研究者Kate Darlingによれば、これは十分にあり得る話とのこと。氏は最近発表した論文「Extending Legal Rights to Social Robots」にて、ロボットに法的権利を付与することに関する議論やリスクを論じている。
Darlingによると、「動物に対する残虐な行為を防ぐためのカント派の議論は、人間以外への我々の行動は我々の道徳観を反映しており、動物を非人道的に扱う人間はすなわち非人道的な人間である、というものである。この論理はロボットにも当てはめることができ、彼らを保護することで我々および我々の子供たちに道徳的に正しい行動を促すことが可能とも考えられ、また少なくとも人間とロボットとの共存をより快適もしくは効率的にすることが可能になる」とのことだ。
笑ったり話したりと「人間らしい」ロボットが実現したとして、自分のロボットが非人道的な扱いを受けたらどのような心情になるだろうか。そして社会ロボットと共に生きる時代では、彼らはどの程度保護されるべきだろうか?
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