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【銘柄診断】岩谷産業は第1四半期の大幅減益は一時的な要因、通期では増益を確保
岩谷産業 <8088> は8月3日の284円をボトムに少しずつ水準を切り上げる動きとなっている。
8月7日に発表された今2013年3月期の営業利益は30億5800万円と前年同期比18%の減少となった。決算発表を契機に一時売り込まれる場面もあったが、それを飲み込んだ上で再出発の動きとなっている。
主力の総合エネルギー事業は、前年同期は東日本大震災後にカセットコンロなどの需要が一時的に伸びており、その反動が出たほか、前年同期はLPガス輸入価格が上昇局面で在庫が相対的に安値となった。今第1四半期はそうした増益要因がなくなったことが響いた。後半は買収によるLPガス顧客件数の増加などで小売部門の収益向上に努める方針。
産業ガス・溶材事業でも、緩やかな景気回復を前提に自動車や建機など製造業の稼働率が上昇し、産業用ガスの需要は増える見込みだ。
会社側では通期の営業利益207億円と前期比8%の増益見通しを据え置いたことも、買い安心感を誘っている。インパクトを与えるような材料が見当たらないだけに、株価も急激な動きは期待薄だが、PER7.5倍から見た割安さを着実に訂正する動きとなりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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