【銘柄診断】ツガミは悲観人気から帰還、第1四半期の営業利益の進捗率は中間期の65%

2012年8月25日 21:12

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ツガミ <6101> が7月18日の463円をボトムに出直り色を強める動きを見せている。7月30日に発表された今2013年3月期の第1四半期決算は、営業利益が33億1000万円と前年同期比5.2倍の大幅増益決算となった。スマートフォン向けの拡大などに伴い主力の自動旋盤の売上高げが急増したほか、スマートフォン向けの部品を加工するタッピングセンタを含む転造盤、専用機の売上げも大幅に拡大した。

  第1四半期の営業利益の進捗率は中間決算に対し65%、通期計画に対し38%にも達した。会社側は下期以降の需要動向を見極めるのが難しいことから、現時点では通期予想の修正を行わないとしているが、足元の状況を見れば見通しは変更される可能性が強い。株価はそこらあたりを先取りして動き出したものといえる。

  株価は3月28日の990円から7月18日の463円まで急落したが、それは後半以降のスマートフォン向けの売上げダウンを想定したものだが、振り返れば行き過ぎた悲観相場であったと言える。悪材料を徹底的に織込んだ後の相場の腰は強い。なお戻り指向の相場になりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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