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ハッカーイベントにおいて頻出するセクハラ行為
taraiok 曰く、 女性向け情報サイト「BlogHer」に掲載された、女性ハッカーValerie Aurora氏によるWhy Conference Harassment Matters(なぜカンファレンスハラスメントは問題なのか)という記事が波紋を呼んでいる。Autora氏はオープンソースコミュニティーの男女差問題に取り組む「Ada Initiative」を立ち上げたことでも知られる人物だ。彼女は世界最大のハッカーカンファレンスDEFCONに参加しない理由として、「私は女性であり、そこで過去に見知らぬ人に股を掴まれたことがあるだ」と述べている( TechEYE.net、本家/.)。
彼女は17歳のときに第3回DEFCON(1995年開催)に参加したが、そこでこのようなことが起きたため、DEFCONに興味があっても参加に躊躇する事態になったという。また、彼女だけでなく、ほかの女性に対するセクハラも多く報告されているという。さらにBlack Hat、 HOPE、CCCなどのメジャーなハッカー関連のイベントでもこうした女性への性的差別は起きているとしている。
こういったイベントは企業が人材をリクルーティングする場にもなっているため、女性が参加しにくい、というのはゆゆしき問題となる。そこで状況を改善するため、女性参加者の1人がセクハラ発言をコメントした人物に赤や黄色のペナルティカードを配る「Red/Yellow Card Project」を開始した。DEFCONの創設者であるJeff Moss氏も、それに賛同、印刷コストを支払うことを申し出ている。
本家/.記事ではカンファレンスでのセクハラ行為への対応の例として、SF関連のイベントであるReaderconを挙げている。2012年に行われたReadercon 23ではセクハラ行為を行った人物に対し、2年間の会員資格停止と永久的な参加資格の抹消を宣告している。
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