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『Dr.JIN』が残してくれたものとは?―ソン・スンホン、パク・ミニョン、JYJジェジュン、イ・ボムス・・・俳優らを再発見!
韓国MBC週末ドラマ『Dr.JIN』が遂に幕を閉じた。毎回緊張感あふれるエピソードでお茶の間を楽しませてくれた『Dr.JIN』が、私たちに残してくれたものは何だったのか?今一度考えてみよう。[写真拡大]
韓国MBC週末ドラマ『Dr.JIN』が遂に幕を閉じた。
12日に放送された最終回では、再び現代にタイムスリップして戻って来た天才外科医ジン・ヒョク(ソン・スンホン)と、昏睡状態から意識を取り戻したミナ(パク・ミニョン)のハッピーエンドが描かれ幕を閉じた。
毎回緊張感あふれるエピソードでお茶の間を楽しませてくれた『Dr.JIN』が、私たちに残してくれたものは何だったのか?今一度考えてみよう。
■新概念のドラマジャンルを開拓
医学、政治、ロマンスのバランスのとれた組み合わせで視聴者の好評を得た『Dr.JIN』は、10年間連載された日本の漫画家村上もとかの同名漫画を原作にした作品。原作にロマンスを加味しストーリーを再構成、視聴者の興味をそそるドラマに作り上げた。
特に、歴史を知っているジン・ヒョクと歴史上の人物興宣大院君(イ・ボムス)が繰り広げる医学と政治のエピソードは、毎回視聴者を緊張させ楽しませてくれた。
興宣大院君の歴史的失政を阻止しようと奮闘するジン・ヒョクの努力にも関わらず、結局歴史の自浄力には勝てなかった。しかし、私たちが当たり前だと考えていた歴史が変わるかもしれないという想像力を提供し楽しませてくれた。
■俳優らの再発見
出演者の熱演が光るドラマだった。
初の時代劇挑戦で成功を収めたソン・スンホン、「演技の神」イ・ボムス、一人二役を演じたヒロインパク・ミニョン、俳優としても認められたJYJキム・ジェジュン、インパクトある演技を披露したイ・ソヨン。彼らは『Dr.JIN』で与えられたキャラクターを完璧に消化、熱演を繰り広げた。
「メディカル時代劇は初挑戦なのでプレッシャーも大きかったし緊張もした」と明かしたソン・スンホンは、それを100%吹き飛ばし、ジン・ヒョクというキャラクターに完全憑依、より一層演技の幅を広げた。特に、医学的技術を披露するシーンでは、現場に同行した専門医との協議や練習を重ね見事に演じきり、注目を集めた。
また、一人二役に挑戦したパク・ミニョンは、似ているようで違う性格を持つキャラクター、ミナとヨンレを熱演した。「演技の神」と呼ばれるイ・ボムスは、老練の演技力と謙遜した態度で演技派俳優であることを名実ともに証明した。JYJのキム・ジェジュンは、ギョンタク役を通じて俳優としての可能性を見せてくれた。イ・ソヨンは、インパクトのある役どころを完璧に演じ切りドラマへの集中度を高めてくれた。
彼らは友情、愛、裏切り、対立をめぐるキャラクターたちの混乱、悲しみ、憤激などさまざまな感情を見事に表現し、演技の幅をより一層広げた。
■希望を与えた
21世紀の天才外科医ジン・ヒョクが150年前の朝鮮時代にタイムスリップしストーリーが始まったこのドラマは、ジン・ヒョクの医術で医学的カタルシスを与えてくれた。
未来の医術を使って数多くの患者の命を一生懸命救おうと努力するジン・ヒョクの姿が、大変な時代を生きる人々に一筋の光のような希望を与えてくれたのだ。
また、勢道政治によって疲弊した世の中を生きるホン・ヨンフィ(ジン・イハン)と、朝鮮末期初の女医となったホン・ヨンレ(パク・ミニョン)は、現実に安住せず、世の中を改革しようと努力する能動的キャラクターだった。彼らが見せてくれた挑戦と改革精神を通じて成し遂げられたものは、過去現代を問わず厳しい現実に希望を与えてくれた。(翻訳:宮本りさ)
※この記事は재경일보提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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