[仕事術]ノートPC vs. 生産性

2012年8月6日 23:55

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ノートパソコンは、その持ち運びのしやすさで生産性の象徴にもなっていますが、実際はあなたが努力してタイムマネジメントをしているのを邪魔している可能性がありませんか?

ノートパソコンは、その持ち運びのしやすさで生産性の象徴にもなっていますが、実際はあなたが努力してタイムマネジメントをしているのを邪魔している可能性がありませんか?[写真拡大]

 ノートパソコンは、その持ち運びのしやすさで生産性の象徴にもなっていますが、実際はあなたが努力してタイムマネジメントをしているのを邪魔している可能性がありませんか?

 今では企業の多くがデスクトップではなくノートパソコンを従業員に支給しています。そして機器が小さいほど柔軟性が生まれます。何しろ同じパソコンで、職場でも、自宅でも、コーヒーショップでも、さらにはビーチでも、仕事ができるのですから。これは強力なセールスポイントです。

 しかし、ノートパソコンには、人間工学的に見て長時間使用するようにはデザインされていないという歓迎されない点があります。それではパソコンを適切に配置するためにはどんな点に注意すればいいのでしょうか。次の2点を見てください。

 ・キーボードは肘の高さに置く
 ・モニター画面は目の高さにくるようにする

 ノートパソコンはいずれの点も満たしていません。机やテーブルの上に置くだけでは、長時間誤った使い方をすることになり、首や背中、肩、腕、TMJ(顎関節)、手根管などに痛みが出たり、頭痛がしたりと、人体に深刻な影響を与えてしまう可能性があります。

 もしノートパソコンを長期間使っているのなら、正しい位置で仕事ができて不快感を最小限に抑えられるようなアイテムがあると役に立ちます。

 ・ノートパソコン用スタンド モニター画面の高さを上げましょう。本を数冊用意して、その上にノートPCを置くのもいいでしょう。
 ・外付けキーボード 使用者のほうへ傾斜しているのがもっとも良い角度です。
 ・ワイヤレスマウス マウスを自分に近いところに置いて使うほうが、腕を常に伸ばして負荷をかけるより体にやさしいです。
 ・ドッキングステーション モニターやキーボードやマウスを別に接続することができます。
 ・キーボードトレイ 上腕と二の腕の角度を90度に保つことができます。

 ここでちょっと立ち止まって、ノートパソコンの使い方を見直してみてください。そうしなければ、生産性の向上という点で、短期的にも長期的にも障害となるものが生じる可能性があります。痛みを感じているときにも生産性を落とさずに働ける人はいないのですから。

※この記事はKey Organization Systems提供の記事を財経新聞が日本向けに翻訳・編集したものです。

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