早川書房、古典SF・ミステリの電子書籍化を開始

2012年8月3日 20:07

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記事提供元:スラド

T.Sawamoto 曰く、 古典SF・ミステリの電子書籍化を待ち望んでいた皆様、遂に早川書房が動きました。来る8月10日より、早川書房が「ハヤカワSF・ミステリebookセレクション」としてSF・ミステリの古典から最新話題作までを厳選し、電子書籍の配信を始める模様です(早川書房ニュースリリースImpress Watch記事)。

 第一弾として配信されるのは、

 『スターダスト計画』(ペリー・ローダン) / K・H・シェール 
 『《第三勢力》』(ペリー・ローダン) / クラーク・ダールトン 
 『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 / P・K・ディック 
 『華氏451度』 / レイ・ブラッドベリ 
 『火星年代記〔新版〕』 / レイ・ブラッドベリ 
 『長いお別れ』(フィリップ・マーロウ) / レイモンド・チャンドラー 
 『プレイバック』(フィリップ・マーロウ) / レイモンド・チャンドラー 
 『川の名前』 / 川端裕人 
 『一九八四年[新訳版]』 / ジョージ・オーウェル 
 『アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う』 (英国パラソル奇譚)/ ゲイル・キャリガー という、なかなかのラインナップです。2013年7月までに、300タイトルの配信を目指しているとのこと。クラーク、ハインライン、クイーンといったそうそうたる名前が挙げられている点は期待大です。特に、膨大な巻数の〈ペリー・ローダン・シリーズ〉が含まれているのが興味深いですね(日本語版は現時点で429巻)。実物の本を買うと、〈ペリー・ローダン〉だけで本棚が埋まりきってしまいますので、場所をとらない電子書籍にはうってつけかもしれません。:-)

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