洋楽ポップは単調で、どれも同じに聞こえるという分析結果

2012年7月31日 12:20

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記事提供元:スラド

 eggy 曰く、

 最近の洋楽はどれも同じに聞こえてしまうのは自分が年をくったせいだと思っていたが、洋楽は本当にバリエーションに乏しくなってきているとのこと (The Economist の記事本家 /. 記事doi:10.1038/srep00521 より) 。

 Artificial Intelligence Research Institute の Joan Serrà 氏が、Million Song Dataset のアーカイブもとに、1955 年から 2010 年の間にリリースされた 50 万曲を対象に、音程や音色、音量などの音楽的な質に焦点を当てて分析を行った。メロディーの大部分は、最も使用頻度の高い 10 個のコードで構成されているものの、50 年代には、メロディアスなプログレッションを構築するのに使用頻度の低いコードも散りばめられていたが、今日の音楽は単調なコードばかりを使用しているため驚きのある転調に乏しくなっている。使用されている楽器の種類や録音技術といった音色に関しても、60 年代をピークにバリエーションが乏しくなっているのだそうだ。

 唯一増えたものといえば、音量だけ。今日の音楽は半世紀前に比べて平均して 9 デシベル程うるさくなっているという。

 詳しい論文解説は phason 氏のコメントをどうぞ。

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