[仕事術]生産性が上げられずに困ったら、散歩に出かけましょう

2012年7月30日 22:10

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時間をつぎ込めばつぎ込むほど、作業が長引くように思われる――これは、だれもが経験していることではないでしょうか。

時間をつぎ込めばつぎ込むほど、作業が長引くように思われる――これは、だれもが経験していることではないでしょうか。[写真拡大]

 一日を終わりにする前に、してしまわなければならないことがあまりにもたくさんあります。定時の退社時間までに全部終わらせることなんてできるはずがなく、オフィスに残って山のような仕事をこつこつと処理していきます。けれども、時間をつぎ込めばつぎ込むほど、作業が長引くように思われる――これは、だれもが経験していることではないでしょうか。

 職場における作業速度を上げて生産性を改善したいなら、何時間も同じことをし続けるのは最善の策だとは言えません。思考は行き詰まり、創造性は下がります。

 イリノイ大学教授のAlejandro Lleras氏は、運動や身振りは生産的な活動を高めると提言しています。ですから、もし行き詰ったら、散歩に行きましょう。この身体的、環境的変化は、ただ作業を推し進めていただけだったら得られない解決法へのきっかけになるはずです。

 身振りや動作は、また、記憶力を高め、気分を向上させることもできます。Lleras教授が示した例をひとつご紹介しましょう。ペンを歯で噛んで持ってください。すると、口が笑顔の形になります。これによって結果的に前向きな考えが導き出されるのです。

 この研究は、毎日の仕事の流れの中、さまざまな方法で応用できます。自分のタイムマネジメントトレーニングの手段の中に、この考えを付け加えて、どのような効果が生まれるか見てみてください。

※この記事はKey Organization Systems提供の記事を財経新聞が日本向けに翻訳・編集したものです。

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