イランでApple製品が人気

2012年7月16日 16:23

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記事提供元:スラド

米国政府の制裁措置により、数年前からAppleなど米企業のコンピューター製品をイランに輸出することは禁じられているが、首都テヘランでは100件程度の店が最新のApple製品を公然と販売しているそうだ(Reutersの記事)。

1995年からイランでApple製品を販売するRadanMacのMajid Tavassoli氏によると、Apple製品がブームになったのは3年ほど前からだという。顧客の中にはイラン中央銀行や国営放送局、新聞社、デザイナーなどが含まれるとのこと。イランではiTunes StoreやApp Storeといったオンラインサービスを利用できないが、ユーザーは他国でアカウントを作成し、その国のギフトカードを利用して決済しているそうだ。

多くの販売店は香港やシンガポール、マレーシアなどの代理店から直接取り寄せることを好むが、今年に入ってから直送は難しくなったという。代わりに使われるドバイやトルコ経由のルートでは運送費用や関税の支払い額が増加する。にもかかわらず、Apple製品のテヘランでの販売価格は米国で購入するのとあまり変わらず、欧州の多くの国で購入するよりも安いとのことだ。 スラッシュドットのコメントを読む | アップルセクション | ビジネス | アップル | 交通

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