[仕事術]生産性を向上させる食べ方

2012年7月13日 23:37

印刷

諺などでおなじみですが、あなたの肩の上で競い合っている天使と悪魔にはさまれて「害があるわけじゃないし、食べればいいんだよ」と一方がささやけば、「ダイエットしてるんじゃなかったの?」ともう一方が指摘する・・・そのあいだで格闘するかわりに、生産性を上げるために食べるようにしたらどうでしょうか。

諺などでおなじみですが、あなたの肩の上で競い合っている天使と悪魔にはさまれて「害があるわけじゃないし、食べればいいんだよ」と一方がささやけば、「ダイエットしてるんじゃなかったの?」ともう一方が指摘する・・・そのあいだで格闘するかわりに、生産性を上げるために食べるようにしたらどうでしょうか。[写真拡大]

■食べてもいいんですよ!
 諺などでおなじみですが、あなたの肩の上で競い合っている天使と悪魔にはさまれて「害があるわけじゃないし、食べればいいんだよ」と一方がささやけば、「ダイエットしてるんじゃなかったの?」ともう一方が指摘する・・・そのあいだで格闘するかわりに、生産性を上げるために食べるようにしたらどうでしょうか。

 人が本能的に知っている食べ物の影響については、現在、多くのことが科学で確認されています。筆者は、カクテルのマルガリータを飲むとなれば、値段はいくらになるか、カロリーはどのぐらいか、または飲んだら睡眠が妨げられるといったことを知っていますし、午後半ばに糖分の多いスナックを食べると、糖分摂取による急激な活力の増減現象、いわゆるシュガーラッシュとシュガークラッシュがおこることについても認識しています。そして、これらのことは研究で裏付けられているのです。

 研究結果からは反対のこともわかります。睡眠を促進する食べ物や昼間の生産性を向上させるスナックがあるのです。良いものを選んで替わりに食べれば、休憩も取りやすく、悪影響が出る心配もなく食べることができるのです。

 ・生の人参は脳の血糖値を安定させる働きがある。
 ・全粒粉のパンは血糖値が急上昇するのを抑える。
 ・カボチャの種やナッツ類で亜鉛や脂肪酸といった脳に必要な栄養素を摂取できる。
 ・クランベリーやブルーベリーやストロベリーに含まれる抗酸化物質は脳を守る。
 ・チーズには脳の栄養となるアミノ酸が豊富。
 ・ヨーグルトは神経伝達物質に有効な影響を与える。
 ・ココアには抗酸化物質が豊富に含まれている。

 OnlineColleges.Net では “100 Foods that Make You Smarter, Happier, and More Productive” (もっと賢く、幸せに。生産性もアップする100の食品)がまとめられています。さらに、生産性を今以上に上げるための食品として、下記の飲食物が挙げられています。

 ○ペパーミント・ティー: ペパーミントの香りは集中力を上げ、仕事のパフォーマンスを高める。
 ○アボカド: 良質の脂肪分が豊富に含まれているこのおいしい野菜を食べると、たくさんランチを食べたあとのお腹の膨張感を回避することができる。
 ○ダークチョコレート:ダークチョコレートバーには豊富な抗酸化物質が含まれているうえ、少量食べることで甘い物好きでも満足感が得られる。
 ○ヒマワリの種:ヒマワリの種を一握り食べると疲労回復に良い。
 ○アーモンド: アーモンドには知力を高め、気分を安定させるなどの効果がある。
 ○イチジク: イチジクの自然な甘さで食欲を抑えつつ、高エネルギーが摂取できる。
 ○スイカ: 低カロリーでエネルギーと栄養素が摂取できる。

 前出のウェブサイトでは、避けた方がいい食品と同様に、注意力と記憶力を改善する食品の一覧表も見られます。

 次にスナック菓子やご馳走を食べるときは、何がタイムマネジメントや職場における整理術の向上と結びつくかも考えてみてください。実際に気分がよくなったり、身体もいっそう健康になったり、といったおまけもついてくるかもしれませんよ。

※この記事はKey Organization Systems提供の記事を財経新聞が日本向けに翻訳・編集したものです。

関連記事