Apple、先週から「ウィルス対策しなくて良い」と言わなくなる (ただし本家)

2012年6月27日 16:20

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記事提供元:スラド

 eggy 曰く、

 Apple のウェブサイトでは「Mac が好きになる理由」の 1 つとして抜群の安全性を挙げていた。だが、これまではコンピューターウィルスに一切感染しないと唱っていた箇所が、先週土曜日から「はじめから安全性を内蔵しています」とトーンダウンしていることをセキュリティ企業の Sophos が指摘した (International Business Times の記事本家 /. 記事比較画像) 。

 まだ記憶にも新しいが、Mac を標的にした マルウェア「Flashback」が猛威をふるい数十万台が感染した。これまでウィルスに感染しやすい Windows を大胆に揶揄してきた Apple もこれ以上「完璧」を売りに出来なくなってしまったようだ。

  英語サイトでは、これまで「ユーザーが何もしなくても」セキュリティーが守られているとアピールしていた箇所が削除されており、「OS X には、あなたの Mac の安全を守るために最大限機能する、強力で優れた技術が搭載されている」に修正されている。一方、日本語サイトではまだ修正が加えられておらず、「OS X には、ウイルスやマルウェア (悪質なアプリケーション) を防止する機能が含まれています。あなたが何か特別な操作をする必要はありません」のままとなっている。

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