[仕事術]休憩は生産性を上げる

2012年6月14日 23:19

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 仕事で一日中パソコンの前に座っていることがそのまま高い水準の生産性につながるわけではありません。雇用者がどう考えようが、たんに動いていないからといって、完全に仕事に集中していることにはなりません。

 実際は、一日を通して定期的に休憩を取るほうが、デスクからまったく動かなかった場合より、結果的に生産性の水準を押しあげることができるのです。もし休憩を取りたくてうずうずしているのにどうすればいいのかわからなかったら、これからご紹介する元気の出る行動を試してみてください。

■1. ちょっと散歩をする
 仕事中、戸外に出て新鮮な空気を吸いましょう。そうすると、オフィスに歩いて戻ったときにはリフレッシュしていて次の大きな案件に取り掛かる準備ができるだけの精神的な刺激を受けることができるでしょう。

 数分外に出て太陽の光を浴びることでビタミンDがほどよく生成されるだけでなく、血液が循環することでオフィスを後にしたときよりもやる気を回復した状態で戻れるでしょう。

■2.頭を刺激するパズルをする
 仕事に行き詰ってどう前に進めばいいかわからなくなったら、10分休憩を取って数独やクロスワードパズルを完成させてみましょう。

 この二種類の活動では問題を完成させようとより頭が働くよう促されるので、ボーっとしたり仕事の枠からはみ出たりすることはないのに、数分間仕事に就いて考えることから頭を休めることができるのです。

■3. 目を閉じて2~3回深呼吸をする
 もしデスクから離れることが不可能なら、バランスを取り戻すために数分間目を閉じて2~3回穏やかで深い呼吸をしてみましょう。そして数分間心のままに仕事から離れてさまよい、穏やかなイメージを思い浮かべてください。このときデスクで寝てしまうことだけはないように気をつけてください!

■4. 誰かのために良いことをする
 仕事でことのほか苛立っていますか?それなら、5分でいいので誰かのために何か良いことをしましょう。 電話をかけて相手のことを考えていたと伝えたり、花を送ったり、あるいは受け取った人が元気になるようなメールを打つだけでもいいのです。誰かの一日を良いものにしたと思えば、自身のストレスを軽減するのに役立つはずです。

■5. 一分間笑う
 よく言われていることですが、笑いは最高の薬です!もし仕事で遅れが出ていたら、数分間、同僚と近況報告を兼ねておしゃべりをしたり笑える写真や漫画をオンラインで閲覧したりしてみましょう。笑いは即席の「機嫌」昇圧機で、あなたの一日をとたんに好転させることができるはずです。

 仕事中に休憩を取ることは一日を分割したり生産性を確実に向上させたりするのに絶対必要です。時々に5分間の休憩を取りさえすれば、仕事に関連したいらいらや倦怠でさえも防ぐことができるはずなのです。仕事で休憩を取るためのコツは、短く要を得ておくことです。エネルギーを回復するには十分長く、一日の貴重な時間をつぶさない程度に短くあるべきなのです。

 今回の内容はマス・コミュニケーションで学位を取得しているフリーライターのKate Croston氏によるゲスト投稿です。氏はいろいろなサイトで家庭用インターネットサービスに関するテーマで投稿をしています。

※この記事はKey Organization Systems提供の記事を財経新聞が日本向けに翻訳・編集したものです。

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