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NEC と東北大学、待機電力ゼロのシステム LSI で省エネ
記事提供元:スラド
ある Anonymous Coward 曰く、
NEC と東北大学の研究グループが、待機電力ゼロの省エネ半導体の開発に成功したと発表した。実用化すればスマートフォンのメモリーの消費電力を大幅に減らし、電池を 5 〜 10 倍長持ちさせることができるとのこと (YOMIURIN ONLINE の記事より) 。
システム LSI では待機電力が動作電力に迫っており、根源的な変革が必要とされている。そこで、システム LSI の電源を切っても情報が保持される不揮発性を実現することによって、待機時電力をゼロにする開発が進められていた (マイナビニュースの記事より) 。
開発した「スピントロニクス論理集積回路」はマイナス電荷とスピンを利用して、電流の方向によって磁石の N/S を反転させて演算結果を記憶する技術。磁石の反転をデータの記憶に利用するため、電源を切ってもデータの保持ができるため、電子機器の待機電力をゼロにできるとのこと (RBB TODAY の記事) 。さらにトランジスタや配線の配置をプログラミングにより設計する自動配置配線に対応した。これにより、スピントロニクス技術の専門知識がなくても不揮発性の論理集積回路を簡単に設計可能となっている。
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