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米西海岸に漂着した日本の瓦礫、専門家は付着した外来種によって生態系が壊されることを懸念
記事提供元:スラド
eggy 曰く、 東日本大震災の津波で流出した日本の浮桟橋が米オレゴン州の海岸に漂着したことは各所で取り上げられたが、専門家らは、こうした瓦礫に付着した海藻や蟹などの外来海洋生物が米西海岸の生態系を壊す可能性があると懸念している(本家/.、My Way記事)。
これまでも米西海岸は外来種の問題に頭を悩ませており、被害額は数十億ドルにもなるという。例えばサンフランシスコでは、人気のある食用ガニ「イチョウガニ」の赤ちゃんが中国のモクズガニに捕食されたり、ヨーロッパからやってきた縄のような海藻、スパルティナが牡蠣の養殖床に絡まる、といった問題が起きている。
2004年にEcological Economicsに掲載された論文によると、米国では外来種の影響により400種の生物が絶滅の危機に瀕しているとのこと。しかし現段階では漂着した日本の瓦礫が西海岸の生態系にどれほどの影響を及ぼすことになるのかまだはっきりとは分からないという。
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