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クラウドコンピューティングの普及によって企業のITサポート部門は一掃される?
taraiok 曰く、 技術業界のエキスパートによる「デスクトップPCに対するサポート業務はクラウドのおかげで急激に減少するはずだ」という主張が本家/.で話題になっている(LTCA、本家/.)。
元ネタのLazy Tech Guysによると、クラウド・コンピューティングにはアップデートや同期、安全性が高いというメリットがあるという。そしてガートナーが企業や政府機関に聞き込み調査を行ったところ、2020年までに大多数のITサービスがクラウドに依存することになるという結果が出ており、企業のクラウド移行は今後増え続けることになるとしている)。
では、こうした業務などのクラウド化へのシフトが進めば、社内ITサポート部門は不要になるのだろうか? おそらくはそうはならない。サーバー管理者の役割はより大きくなるし、専門的なWebアプリケーションの開発に力を入れなければならないので、こうした開発システムのためのローカルなインフラはこれまで以上に必要となるだろう。
一方、サポート業務に関わる人たちは、より専門的な知識が求められることになる。ハードウェアだけでなく、ビジネスアナリスト、プログラマー、データベースエンジニアのような知識と競合して勝ち残る能力が必要になっていくだろう、としている。
本家コメント欄では、サポート業務の大半はPCやアプリケーションのマニュアルをよく読まないような人が引き起こすトラブルがほとんどで、こうした業務のシフトは起こらない。クラウド化されても、電子メールの使い方やアプリケーションの使い方を教える人は必要という意見が多いようだ。
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