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関電がネガワットプランを実施、BEMSアグリゲーターとの協業でピーク抑制も
関西電力は28日、法人顧客を対象とした電力需給の安定化に向けた新たな取組みとして、入札によるネガワット取引「ネガワットプラン」と、「BEMSアグリゲーターとの協業によるピーク抑制」を実施すると発表した。
「ネガワットプラン」は、関電管内の大口顧客を対象とし、入札によるネガワット取引を活用して電力ピークを抑制する新たな制度。入札によるネガワット取引は、需給逼迫が予想される場合に電力需給の安定化に向け、顧客側で負荷抑制できる電力、いわゆる「ネガワット」を広く募集し、負荷抑制に対するインセンティブとして割引単価を顧客が設定し、入札するもの。具体的には、節電期間中、需給逼迫に至ることが予想される日について、関電から追加的な負荷抑制により節電してもらいたい量と時間帯を示した上で、前週金曜日から前日までの間、一定規模以上の節電量を入札により広く募集するという。
一方、「BEMS」とは、建物内の電気の使用状況の「見える化」を図り、空調や照明を遠隔制御し、需要ピークを抑制する「ビル・エネルギー管理システム」のことで、「BEMSアグリゲーター」とは、BEMSを導入した複数のビルを集中管理する事業者を指す。具体的には、関電管内の小口顧客を対象に、節電期間中、前日段階で需給逼迫に至ることが予想される日について、BEMSアグリゲーターがBEMSを導入したそれぞれの顧客に負荷調整を働きかけ、ピーク抑制を図る。
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