NEC、スマホなどを利用した画像認識サービスを発売 食品などの詳細情報を表示

2012年5月22日 18:46

印刷

画像認識サービス「GAZIRU」利用イメージ(画像:NEC)

画像認識サービス「GAZIRU」利用イメージ(画像:NEC)[写真拡大]

 NECは22日、スマートフォンなどのモバイル端末のカメラで撮影した画像を活用し、食品・自動車・印刷物など様々な物体を高精度に認識し、端末の画面上に詳細情報を表示する画像認識サービス「GAZIRU(ガジル)」を、6月1日より発売すると発表した。

 新サービス「GAZIRU」は、NECが独自に開発した世界一の認識精度をもつ画像認識エンジンを利用し、スマートフォンなどの端末で撮影した画像と、クラウド上や端末内に登録した画像データを照合することで、画面上に物体の名称や詳細情報を表示するもの。同サービスはクラウドで提供するため、事業者は一連のシステムを開発することなく、既存のサービスに画像認識を組み込んだアプリを容易に提供できるようになる。

 アプリの利用者は、例えばヘルスケアの用途として利用する場合、食品を撮影すると、食品の名称、原材料、レシピなどの付加情報が画面上に表示され、健康管理に活用できる。自動車購入に利用する場合、自動車を撮影すると、車種、価格、在庫などの情報を入手できる。NECは同サービスを、モバイル通信事業や、製造業、流通業、農業、観光業などを中心に拡販していく方針。

関連記事