関電が新しい電気料金メニューを発表、ピーク時間は通常の約2倍に設定

2012年5月22日 11:55

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 関西電力は21日、負荷平準化の促進を目的とした新たな電気料金メニューとして、「季時別電灯PS」(選択約款)を設定することとし、同日、経済産業大臣に届出を行ったと発表した。なお、新たな電気料金メニューの実施は2012年7月1日からとなる。

 「季時別電灯PS」は、夏のピーク時に対応する「ピーク時間」と、それ以外の「オフピーク時間」、「夜間時間」に時間帯を区分しており、「ピーク時間」から「オフピーク時間」および「夜間時間」へ電気の使用をシフトしてもらうことで電気料金を削減できる料金メニューとなっている。

 新しい電気料金メニューの基本料金は、1契約につき最初の10kVAまで1,155円00銭で、10kVAを超える1kVAにつき378円00銭。また、電力量料金は、ピーク時間が52円82銭、オフピーク時間が最初の90kWhまで20円62銭、90kWh超過230kWhまで26円41銭、230kWh超過分が27円94銭となっており、ピーク時間はオフピーク時間の約2倍と、高めに設定されている。一方、夜間時間は8円19銭と、昼間時間に比べてかなり安い料金に設定した。

 なお、ピーク時間は夏季(毎年7月1日から9月30日までの期間)平日の13時から16時までの時間で、オフピーク時間は毎日7時から23時までの時間(ピーク時間に該当する時間を除く)、夜間時間は毎日0時から7時までおよび23時から翌日0時までの時間となっている。

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