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JR東日本、鉄道電力システムに「スマートグリッド技術」を適用
JR東日本は、自営発電所等の設備更新や蓄電池駆動電車の試験など、エネルギー分野の新技術導入に取り組んできたが、その一環として、エネルギー利用の一層の効率化を目指し「スマートグリッド技術」を適用する検討を進めていると、8日発表した。
今回、5月に青梅線での電力貯蔵システムの基礎的な試験に着手するのを皮切りに、列車が停車するときに発生する電力や、太陽光発電等による電力の効果的な利用についての具体的な取り組みに順次着手していく。
スマートグリッド技術とは、ICT技術と電力機器技術を組み合わせ、使いきれない電気を貯めたり別の場所へ送ったりすることで、エネルギーの一層の効率的・効果的な利用を実現する技術。今回JR東日本は、最初の取り組みとして、電車が停止するときに発生する回生電力と、鉄道関連用地に多くの導入可能性がある太陽光発電電力を有効利用するためのスマートグリッド技術の適用に取り組む。これまで回生電力や太陽光発電の電力を「貯めて使う」、「遠くで使う」技術についての検討を進めてきたが、5月以降、フィールドでの試験や実用化を順次進めていくという。
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