AMD、「4GHzの壁」を突破

2012年4月2日 06:00

印刷

記事提供元:スラド

ymitsu 曰く、  Impress Watchの記事によると、このたびAMDがコンシューマ向けx86系CPUとしては初めて定格で4GHz超の動作クロックの製品をリリースした。製品名は「AMD FX-4170」で、Bulldozerアーキテクチャの4コアCPUの最上位製品となる。

 4GHzという動作クロックは2005年にIntelのPentium4が到達する見込みであったが、発熱の問題を解決できずに3.8GHzまでで断念された経緯がある。以来、x86系CPUは「4GHzの壁」を超えられずにいた。自動オーバークロック技術であるTurbo Coreあるいはターボブースト機能によって一時的に動作クロックが4GHz以上になる製品や、詳細不明の4.4GHz動作のXeonを採用したと主張するサーバーがこれまでも存在したが、コンシューマ向け製品として定格で4GHz超えというのは史上初である。

 定格で4.2GHz、Turbo Core時には実質4.4GHzまでクロックが向上するとのこと。クロック倍率の変更が可能な「Black Edition」であり、更なるオーバークロックも可能。しかも実売1万3千円程度ととってもリーズナブル。ただしTDPが125WとかつてのPentium4並に高めになっており、発熱には気をつけられたし。

 スラッシュドットのコメントを読む | AMD

 関連ストーリー:
Intel、CPUに対する「オーバークロック利用保証プラン」を発表 2012年01月24日
オーバークロックはもう古い? 2011年12月24日
AMD、新 CPU「AMD FX」シリーズを発表 2011年10月13日
マイクロプロセッサの未来、将来のコンピュータスタイルは ? 2011年06月06日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事